新しくお位牌を購入した場合には、仮位牌から本位牌への開眼供養を菩提寺のご住職様にお願いします。開眼供養とは、仏像や仏画、位牌、仏壇、墓石などに魂をいれて安置する儀式で、「入魂式」または「御霊入れ」とも呼ばれ宗派によって言い方は変わってきます。
この法要によって霊験が宿るといわれますが、一般的には四十九日の法要と兼ねて行うことが多いいです。ご購入されたお位牌が供養の対象となります。魂抜きをした仮位牌は、菩提寺におさめて供養していただきます。
お香、お灯明、お花、ご飯、お水を合わせて五供と言います。
お線香の香りをご本尊様やご先祖様に楽しんでいただくために、香りの良いお線香をお仏壇・お位牌にお供えください。
お仏壇の最上段中央にご本尊様を安置し、お位牌はご本尊様の下の段に安置します。
向って右側が上座で、お位牌が一つの場合は右側に、二つ以上ある場合には、ご先祖様、年代の先の方を右にご安置します。お仏壇の大きさや形等により、ご本尊様の左右にご安置する場合もあります。
例として、ご本尊様の下の段、中央には置かずに少し中央寄りにご先祖様のお位牌というようにイラストのように安置します。
どこに安置したらいいのかは、宗派、地域などにより異なることもありますので、菩提寺のご住職様に確認を取ることをお勧めいたします。
日常のお手入れは毛バタキ等で埃を払います。お位牌を素手で扱う際は、札板のサイドを持つようにしてください。金箔・金粉の部分に触ると、指の油分により、くすんできて指紋の跡等が残るので、気を付けましょう。
汚れが目立ってきたら固く絞った布で拭きますが、仕上げに必ず柔らかい布で空拭きしてください。その際、金箔・金粉の部分は擦れやすいので、拭かないでください。化学雑巾等は決して使用しないでください。
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